たまたま、信号待ちで車を止めている時に、店の前に吊り下げられている新巻鮭が目に入りました。
その光景は、私が小さい頃はよく目にしたのもも、最近では滅多に見られなくなった冬の風物詩です。
なぜならば、家庭用の冷蔵庫とか、冷凍庫などの保存技術の躍進的進歩によるものです。
そのおかげで、いまや食べ物はしばらくの間新鮮に保存することができます。
鮭は、新巻鮭といって、冷蔵庫のない時には、塩漬けし、乾燥して長い間食べられるようにしていました。
それは、昔からの冬の間の保存食を蓄えるための知恵だったのです。
私は、昔の伝統に触れて、大変に懐かしさを覚え、信号機が青に変わるまで、しばらく見入っていました。
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