3月11日、日本の東北地方が地震に見舞われてほどなく、ボストン在住のスタウト ハリス氏(マサチューセッツ市民病院勤務)が、震災の救援ボランティアとして、5日間気仙沼に駆けつけ、被災者の医療支援を行いました。
この医師は1989年にJETプログラムのALTとして気仙沼から北部に位置する岩手県の小さな漁師町である岩泉で英語教師を勤めた経験があります。
交通網が遮断された悪路の東京から救急車両にて、気仙沼に到着するとすぐに、地震や津波で怪我をした人々の診察や治療を始めました。
各所の避難場所を巡り、滞在期間中に1000人以上の人々の手当にあたりました。医療不足を補いながらも、ハリスさんは更なる、心のケアーが必要であると感じました。
避難所生活で老いも若きも600人もの人々には、哀しみを超えるだけの愛情深さと極限の忍耐強さを垣間みて彼は、次のように確信しました。
「私は20年前に、彼らの人間的な資質のすばらしさを知っていました。ですから、この驚くべき人間力が人々を復興させることを信じています。」と語りました。
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