ページ

2010年10月24日日曜日

自然との相克

今年の猛暑は自然の生き物にとって、食糧不足を引き起こすことになり、熊にとっては、厳しいものです。熊は、冬眠を控え空腹を抱えて、食を求めて山里の境界を越えて、人間の住む街にやってきて、人間の生活を脅かす存在として追い出され、駆逐されたりしています。将来的には、彼らの存在が危機的な状況を迎えるであろうことを思うといたたまれない思いです。
私たち人間の暮らしは、自然界の動植物の犠牲の上に成り立っているのであろうかと、思い知らされる思いです。

一方、昨日我が家のエアコンの室外機の裏面に蜂の巣が見つかりました。それは、おそらく夏の終わり頃からエアコンを起動させていなかったわずかな期間で作られたものに違いありません。我が家の平穏、安全な暮らしのためには、この蜂の巣を駆除せざるをえませんでした。しかしながら、この行為は同じ地球上の生物としては、自己本意な行動であるかもしれません。何故ならば、私たちは地球の持ち主ではなく、一時的な賃借人でしかないからです。

私自身、このような蜂を殺さなければならないことに、自己矛盾を感じますし、生きるということの悲哀を感じてしまいます。

0 件のコメント:

コメントを投稿