真夜中のテレビ番組で、「地球ドラマチック」を観ました。アフリカサバンナで暮らす一匹の雌ヒョウを17年間に渡って取材した記録です。
カメラマン、ジョン バーティは、マナナと名付けた雌ヒョウにハンティングや子育て、その他色々な場面を撮影することを許された関係にあったのですが、その理由とは、遡ること2世代、彼女の祖母のヒョウを観察していたことからの縁でした。
マナナの生涯は、野生動物の宿命である狩り、生存競争そして子育てと、敬意を払い、深く呼吸して見入るほど、凄まじいものでした。
ジョンは、野生動物に何の救いの手を差し伸べることは許されませんでしたが、一度だけマナナと二匹の子どもの命を疫病から救ったことがありました。
それ以降もいくつもの試練が彼女を苦しめました。 かつては、マナナが狩りで留守をしている間に、子供が大蛇に喰われてしまいました。大きなお腹で、寝そべっている大蛇に、怒り心頭で立ち向かい、とうとう子供のなきがらを吐かせてしまい、子供の身体を取り戻しました。嘆き悲しむ姿は、私たち人間と変わりません…母性愛が彼女をまた強く立ち上がらせ、次の生命の絆を結び生き残って行くのです。彼女は生涯で8匹の子どもを出産し、そのうち育ったのは、4匹だということです。
そして、マナナが17歳を迎えた亡くなる直前に、ジョンと一緒に距離を置いて寝そべっている姿が記録に残されていました。
このノンフィクションドキュメンタリー映像は、サバンナに住む野生動物を通して私たちに多くのことを伝えてくれています。
野生の雌ヒョウ
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