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2011年12月29日木曜日

生きて生かされて

2011年も残すことあと二日と今日となりました。歴史上記録に残る過酷な年であったと思います。それは日本のみならず、地球規模で波乱な年でもありました。
私はかつて、身近な人を亡くして以来、「この世に永遠なものは何もないけど、心の中には永遠の何かをこの人生で見いだすことはできる」と自分に言い聞かせてきました。生命には必ず死は訪れる事を避けては通れないのだし、死に行く人に自分の時間を与えることもできない。所詮、命をコントロールはできないと知るべきだと...。たった一人の死ですら深い悲しみや喪失感がぬぐいきれずにいました。
しかし、自然災害、人災によってあっという間に多くの命が奪われてしまったのですからその苦しみはと言うと、膨大なものです。一度に何千人の命を奪われて、なおかつ生き残った人生は、死ぬことよりも辛いことなのかもしれないと思います。
しかし、それでも、人生は死ぬまで、生きて生かされていくのです。「今を生きる力」こそ人生の大切な要素でがないかと思うのです。空虚感や絶望感は何ももたらしてくれません。
そして、生きて行くことが何よりも素晴らしいことなのだと実感できる時がくるかもしれません。

今こそ、「メメントモリ」、「死を想う心」を大切な人に想いを捧げ、自分が何故存在するのか(生き残っているのか)を問いていくべきです。
私は自然に耳を傾け、自分の存在証明を実感して行きたいと思います。

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