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2012年2月13日月曜日

貞子ちゃんの言葉

私は年長の友、貞ちゃんと話していて、可笑しくてたまらない時があります。彼女は東京の下町で生まれ育ち、20歳で戦後疎開してきたそうです。
江戸弁は、「ひ」を「し」と発音するので、「百円」を「しゃく円」といい、「広い」を「しろい」といい、「暇」を「しま」と言います。その度に私は遊びのように、言い返したりしますが、彼女は気にもかけず気を悪くもしません。一種の言葉遊びで、外国語を学ぶように会話のギャップをむしろ楽しんでさえいます。
先日もお茶を飲んでいる時に、紅茶と日本茶のことを話しました。英語で日本茶をジャパニーズティーと言うと、貞ちゃんはすかさず、「ジャパニーズ キー」と真似してきました。「キー」でがなく、「ティー」と言うと、今度は「ピー」と発音してきました。何回か言ううちに、
「テ」から「ティー」へと言うことができました。
ちょっとしたお喋りと英語の言葉学習ができました。
私は、年齢を重ねた人々には偉大なパワーを感じます。
到来しつつある高齢社会には、この老人力を活用し、愛すべき社会にしていくべきですから。

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