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2011年10月11日火曜日

第三話「死」について(4)

誰も死にたくはないものです。天国に行きたいと思う人でさえ、そこに行くために死にたいとは思わないものです。しかしながら、死は誰にもに訪れるものなのです。誰も死を避けることはできません。そして、死は生が発明したまさに唯一最高の傑作なのですから、死を避けるわけにはいきません。死は、生の変化の姿でもあります。死は、古きものから新しいものへと刷新することです。今、君たちは新しい部類にいますが、やがては、徐々に古くなり、新しいものと交代するでしょう。たいへんドラマティックで申し訳ありませんが、実に現実的なことなのです。

君たちの時間は限られています。ですから、他人事に関わって、時間を無駄にしてはいけません。世間一般の通例や慣習的な常識に囚われることがないようにしてください。他人の雑音で、心の声が掻き消されないようにしてください。最も重要なことは、自分の心の声と直感を聞き、従う勇気を持つことです。自分の心は本当にそうあるべきことをすでにわかっているのです。自分の心の声以外は、二の次です。




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