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2014年7月16日水曜日

今日の一書

今日は、私が日頃から漠然と思っていた死生観を見事に語ってくれている本に出会い、その感動と喜びを伝えたいと思います。
その本のタイトルは「おかげさまで生きる」、著者は東大医学部救急医学分野 教授である 矢作直樹氏です。金沢大学医学部から富山大学医学部に在籍されていたという経歴が余計に親近感を抱きました。
著書は、死と向き合う救急医療現場から、「死は生命の終わりではない」「死を心配する必要はない」と言っています。そして、「生死を超えて私たちの生命は繋がっている」と、自らの2度にわたる臨死体験から語っています。

また、人生おかげさまで生きていられる事への懸念や感謝を忘れず、ギブアンドテイクではなく、ギブアンドギブで生きてちょうどであることや、小欲知足・無欲無心の生き方が楽であることを含んでいます。

この書により、随分癒され、元気付けられます。なぜなら、昨年最愛の父を亡くした悲しみからから、未だに立ち直っていないからです。
「死は日常の当たり前の出来事」ですが、中々、受け止められません。いつも父の存在が至るところで感じられるからです。

この本により、私のこれまでの確信は揺るぎないものになりました。
父はまた生まれ変わって、近くにいてくれる。だから、新しい門出を祝福してあげようと。「命のリレー」は確実に次の世代へと引き継がれて行く。バトンが受け渡されたという予感がするのです。






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