ページ

2010年8月15日日曜日

終戦記念日に思うこと

65年前の日本を思うとき、2度の原爆投下により、連合軍に降伏したのです。そして、人々は、必死で復興に頑張り、お国のためでも、天皇のためでもなく、自分たちのために生きるために、そして食べるために生きてきました。

私は、実際に当時の生体験はなく、人の語りやテレビのドラマなどで、知っているつもりですが、両親が小さい頃に、終戦を経験をしているため、母親から当時の話を聞きました。母の家族は、終戦後中国から命からがら、逃げて帰ってきたという、辛い体験です。

今日、私は「キャタピラー」というベルリン映画祭で受賞したという評判高い映画を観ました。
キャタピラー=イモムシとは、戦争で手足をもがれた負傷兵のことを題材にして描かれていました。
その妻が、献身的に、国のために戦って負傷した栄誉ある夫を介護するのですが、彼女の辛い心情が戦争とともに、描かれています。今日は、「終戦記念日」であるので、戦争への嫌悪をつのらせ、二度と戦争の事態を起こしてはならないという気持により一層なります。

ところで、日本は平和憲法のおかげで、平和を恒久的に維持、護ることができています。
しがし、昨今は極めて深刻な事態が起こっています。
それは、育児放棄や、児童虐待などの事件が頻繁に報道されています。
戦争は、もちろん、最悪のシナリオですが、育児放棄や虐待なども、戦争で殺人を許容することに劣らず、悪しき行為です。
若い母親が、自分の子供への愛情を喪失していることがたいへんに気がかりです。

彼女に、たったひとりの力になってあげる人がいなかったのかと思うと不憫です。
ひとりでも、彼女に何らかの応援をしてあげる人がいたなら、まともな母親としていられたのではないかと・・・。私は、悩んでいる母親がいたなら、何らかの力になってあげたいと思わずにはいられません。

0 件のコメント:

コメントを投稿