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2010年8月22日日曜日

天使が舞い降りてきた。

今朝、感動的なテレビ番組をみました。それは、ダウン症の娘さんのことを扱ったものです。
番組では、書道家である母親の金澤泰子さんが、インタビューを受け、彼女が障害のある娘と生きる辛い人生を語ったものです。

彼女は、娘が障害者であるため、自立していけないなら生きていく意味が見出せず、いっそのこと死んでしまったほうがよいのではないかと思い、幾度かミルクを飲ませないとどうか、坂道で、乳母車を手を離したらどうか…と試みようともしたが、彼女の夫がその度に彼女の衝動を緩和してくれた。彼は、ただただ、障害がある娘とということではなく、彼自身の娘を生涯にわたって、愛していた。(彼は、翔子さんが14歳の時に亡くなってしまうのだが)
以来、泰子さんは、自分の運命から逃げるのではなく、立ち向かおうと心をきめた。すると、娘の翔子さんが可愛くて仕方なくなった。彼女は、神から遣わされた天使であると思えるようになった。 彼女が行く所は、みんなが やさしく笑顔になった。
驚くべきことに、翔子さんは、争うことや、勝ちや負けなどの概念がまったくなく、平和と笑顔だけが彼女の願望だった。

私は、常々人生とは何なのだろうかと、自問します。その度に、その時その時を大切にして、その時を楽しむことであると思ってきています。そして、翔子さんの生き方に相通じると感じました。
私の好きな言葉に「今日を生きる」というのがあります。舞い降りてきた天使は、今ある命を精一杯生きることを教えてくれています。

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