私たちが暮らしている時間、場所は、歴史上や宇宙空間からみれば、一瞬そして一部分にすぎません。しかしながら、一生は百年に過ぎず、平均的な活躍年齢は80歳くらいです。(個人差ですが...)
私たちの存在は、ちっぽけですが、何物にもかけがいのない尊い存在でもあります。
それ故、残りの人生は、もがき苦しむよりは、感謝して生きたいものです。
......置かれた場所で咲くことへの考察
「宇宙はこの地球上にもたくさんある。僕はそんな宇宙の片隅でくらしていた。」
世にも珍しく、愉快な場所は、世の喧騒から遠く離れた、宇宙の彼方の神々しい片隅にあると想像しがちだ。だが僕は自分の家こそが、そのような人目につかない、それでいて永遠に新しく、穢れを知らない宇宙の一部であることに気づいた。(中略) すなわち、僕が置き去りにしてきた生活からは、星々と同じくらい遠く離れており、一番近い隣人の目にさえ、月のない暗い夜だけ、かすかに瞬く小さな光としてしか見えなかった。
僕はそんな宇宙の片隅で暮らしていた。
[孤独の愉しみ方 森の生活者ソローの叡知 服部千佳子 訳より]
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