昨日は、立春を迎え、暦の上では春だというのに、毎年のことですが....
春はなのみの、風の寒さよ…早春賦より
この詩は、妙に言い当てた言葉の技です。
しかし、残念ながら若い人には、意味が取り違えられるようです。
(例えば、「名のみ」を 「菜の実 」と)
季節の移ろいと、実感とのずれが見事に言い表されていると思うのです。
季節の移り変わりは、太古の昔からいかなる時も、誰がどうであろうとも、普段に巡ってきます。
それなのに、(珍しいことではないにもかかわらず) 、毎年この時期になると、躍動感を覚えます。「三寒四温」、3日の寒さの後、4日間の暖かい日が巡り、徐々に明るさと暖かさが増していく様子です。
私はこの言葉の響きに、寒さから抜けるこの瞬間に喜びを感じます。
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